[レビュー] UCAM-CF20FBBK (Windows Hello対応)

Windows Helloに対応したWebカメラ、UCAM-CF20FBBKの紹介です。
僕は毎日利用してます。そんなに高い製品でもないのでオススメです。

製品情報

製品仕様

より詳しい仕様はこちらです。

Windows Helloとは

Windows Helloとは、生体認証を利用してPCにログインする仕組みです。
顔認証か指紋認証が選択でき、今回紹介するWebカメラは顔認証に対応します。

大抵の場合、高級ノートPCやビジネス用ノートPCなら、どちらかの認証が搭載されてます。
もしくは両方とも付いてます。割とノートPCの世界では当たり前の機能だったりします。

ですが、仕組み上、どんなに高級品でもデスクトップPCには搭載されてません。
今回紹介するWebカメラは、外付けでWindows Helloを可能にする製品です。

パスワードレスの世界へ

Windows Helloの何が便利って、生体認証なのでパスワードレスになります。

日頃スマホで生体認証を使ってる人なら分かると思いますが、超便利です。
便利どころか生体認証なしは非効率、パスワードレスの時代と逆行してます。

ログイン以外でも活躍

Windows Hello自体も進化していて、昔はPCログインにしか使えませんでしたが、今はWebでも活用できます。
Webサイト側が対応してる必要がありますが、対応済みサイトは生体認証でログインできるようになります。

また、Google Chromeのパスワード管理と連動すれば、そこで利用する認証に顔認証を選択できます。
これが凄く便利で、実質的に全てのWebサイトに顔認証が導入されてるのと同じ感覚で利用できます。

製品の特徴

数少ないWindows Hello対応品

実はWindows Helloに対応するWebカメラ自体がレアです。たぶん、全部で10個くらいしかありません。
この製品は対応品の中でも並の部類に入ります。より正確に言うと、上位品が激高なので現実的に買える中では普通です。

ちなみに最安品はAliExpressで売ってます。

何故、対応品が少ないかと言うと、Windows Helloの動作にIR対応のカメラが必要だからです。
これはDepthカメラとも呼ばれ、名前の通り赤外線で深度情報を取得できます。つまり、奥行き情報です。
そのため、単なるWebカメラではWindows Helloが有効化されず、限られた製品しか動作しないのです。

POINTWindows Helloで顔認証するにはIR対応のカメラが必要。

カメラ性能は普通

言ってしまうと、このカメラはWindows Helloに対応するためだけに存在します。なので、カメラ性能は普通です。
約200万画素のフルHD、最大フレームレートは30FPS、オートフォーカス非対応。後、気持ち程度にマイク付いてます。

接続するだけで利用可能

接続はUSB2.0です。ドライバも自動インストールなので、接続すれば自動的に使えるようになります。
後はWindowsの設定画面からWindows Helloの設定を行えば、ログインに顔認証が使えるようになります。

2パターンの設置方法

そのまま机に置くか、モニタ上部に設置(モニタを挟む)する方法の2パターンを選べます。
ただし、モニタのベゼルが薄いタイプだと画面と被るので超邪魔です。僕は机に置いて使ってます。

ちなみにネジ穴は付いてないので、基本的に置くかモニタを挟む以外の設置方法はありません。
いわゆる、カメラスタンドに取り付けて設置するような方式には対応してません。

動作状態を示すLEDがある

どうでも良いかもしれませんが、動作中はLEDが付きます。ちなみに消すことはできないと思います。
LEDは2種類あって、中央にIR用の赤LED、右側に通常映像用の白LEDです。当然、非動作中は消えてます。

購入時の注意

注意というか、この手の製品にありがちですが、環境要因で認識率が変わります。
そして、その大半は購入者のせいです。例えば照明が影響してるとか、そもそも置き方が悪いとか。

僕から実際の使用感を伝えるなら、認識率に一切の問題はありません。大体40~50cmの距離で利用してます。
後、しっかりWindows側の登録を行えば、メガネの有無にも関係なく認識してくれます。

あとがき

Windows Helloは本当に便利です。一度でも体験するとパスワードを打つ生活には戻れません。
パスワードを使い回すようなセキュリティリスクもなくなるので、全人類に導入して欲しい。