Windowsの標準フォルダを英語表記にする方法

Windowsの標準フォルダを英語表示にする方法

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日本語Windowsのダサダサ設定であるドキュメントとかダウンロードって表示名を英語にする方法です。
と言うか、内部的なパスは英語になっていて、Microsoftが気を利かせて日本語で表示してます。

英語表示
管理人
管理人

もしかして俺たちDocumentsとかDownloadsすら読めないと思われてる??

りさ
りさ

そもそも英語にする意味あるんですか?

管理人
管理人

かっこいいだろ。

なお、カスタマイズ中に隠しファイルを触るため、以下の設定をしないと対象のファイルが見えません。
ついでに言うと、隠しファイルを弄るので理解できない人はやらないほうがいいです。ここから先は自己責任

desktop.iniを修正する

フォルダ名を日本語表示する設定は隠しファイルであるdesktop.iniに記述されてます。
そして、desktop.iniは日本語表示の対象となるフォルダごとに存在してます。

例としてドキュメントフォルダのdesktop.iniは以下の場所にあります。


C:\Users\{ユーザー名}\Documents\desktop.ini
desktop.ini

そしてファイルの中身はこんな感じになってます。


[.ShellClassInfo]
LocalizedResourceName=@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-21770
IconResource=%SystemRoot%\system32\imageres.dll,-112
IconFile=%SystemRoot%\system32\shell32.dll
IconIndex=-235

この記述の中にLocalizedResourceNameと書かれた行があると思います。
これが日本語表示するための設定になり、この行を無効化すると英語表示になります。


LocalizedResourceName=@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-21770

無効化するには、[行ごと消すか][行頭に;(セミコロン)を記述してコメントアウト]します。


;LocalizedResourceName=@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-21770
Tipsコメントアウトすると対象の行は無視されます。

後はエクスプローラを再起動するか、OSを再起動すれば英語表示に変わります。
それかWindows側で、いい感じにリロードが入れば勝手に表示が変わると思います。

プログラムを利用して一括で修正する

desktop.iniの手動更新は対象のフォルダが多い場合に大変です。
なので、プログラムを利用して全てのdesktop.iniをまとめて変換します。

プログラムはGitHubの以下から入手します。
https://github.com/Takemi392/Project.20210303.0022/releases

ダウンロード先

後、ダウンロード時にChromeに文句言われたら許可が必要です。

Chrome警告
管理人
管理人

ちなみに作ったのは僕です。と言っても、何か問題が起きても文句は受け付けませんが。

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると.NETのバージョン別にフォルダがあります。
Windowsの標準的な.NET動作環境を知らないのですが、動くならどれを使っても問題ないです。

Release
管理人
管理人

遥か昔に.NET Frameworkで作ってから.NETにアップグレードした記憶があります(たぶん)。

プログラム本体はバージョン別のフォルダに入ってるDesktopIniExcludeUnnecessaryItems.exeです。
Logを出すような機能はないので、処理結果を確認したい人はCLI経由で実行してください。

実行するとこんな感じです。対象のファイルが多いのでそれなりに時間が掛かります。


Wait..............................................................................

Completed successfully.が表示されれば終了です。

なお、Tで始まるファイルが成功で、Fは失敗です。
書き込み禁止ファイルがあるので全部は成功しません。


T: C:\Users\Default\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo\Desktop.ini
T: C:\Users\Default\AppData\Local\Microsoft\Windows\WinX\Group1\desktop.ini

etc...

Completed successfully.

ちなみに対象となるdesktop.iniはUsersフォルダ配下の全てです。


C:\Users

この中に存在するdesktop.iniLocalizedResourceNameが書かれた行を片っ端からコメントアウトします。
この時に一部のファイルは書き込み権限がないと上書きできないので、そういうファイルは全部無視します。

Usersフォルダにはスタートメニュー内の項目とか色々あるのですが、それらも含めて英語表示になります。
それが嫌な場合、同梱してあるConfiguration.jsonの中に記述されてるパスを変更すれば対象を絞れます。


{
  "TargetDirectories": [
    "C:\\Users"
  ],
  "Exclude": {
    "LocalizedResourceName": true
  }
}

あとがき

昔はWindowsUpdateのたびに元に戻ってたのですが、いつの間にか元に戻ることはなくなった気がします。
ソースコードごとGitHubに置いてあるので、内部の処理が気になる人や僕を信用できない人は中身を確認してください。

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